質問
どうすればセンター試験の数学で90点以上とれますか?(その2)
解答
その1の続きです。
(4)本番の試験で見知らぬ問題に出会った場合
本番のセンター試験でやることは(2)(3)で述べたように、これまで出会った問題を確実にすばやく解くことです。逆に出会ったことのない問題は解けなくても仕方ないと割り切ってください。
ある生徒さんで本番のセンター数学があまりに解けなくて泣き出してしまい、後の科目まで成績が悪くなってしまった子がいます。このような悪循環に陥らないためにも「自分が解けない問題は他の人も解けていない」くらいに思って挑んでください。実際に、普通に受験生をやっている人がこれまで出会ったことのない問題は、ほかの大多数の生徒にとってもはじめての問題です。
センター試験は絶対的な点数がつきますが、大学の合否は他の受験生との相対的な順位です。みんなが解けない問題を解ければそれに越したことはありませんが、解けなくても大した痛手にはなりません。
それよりも皆が解けている問題で失点していることのほうが重罪です。今回の相談に対して最初に「90点ではなく高得点をとるための方法」と言い直した理由はここにあります。センター試験は年によって90点以上とることが難しいときがあります。そのとき90点という点数を目標にしてしまうと、難しかったときに受ける精神的な痛手が大きくなってしまいます。実際の得点が80点でも、それ以上に他のみんなができていなければ、大学受験において十分有利なのですから、あまり得点に拘泥しすぎるのはよくないことです。
(5)まとめ
・新しい問題集をはじめるのではなくこれまで出会った問題を確実にすばやく解けるようにする。
・本番の試験ではマークの見直しを絶対に行う。
・本番の試験で見知らぬ問題に出会って解けなくても気にしない。
最終的に自分の持てる全てを出しきったと言えるように頑張ってください。
2008.11.27公開
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